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Bush Yoshida's Blog

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老後終焉期の貴重な時をどう生きるべきか?

投稿者 Bush吉田 2016年07月27日

 このところ、オフクロの体調が芳しくありません。
元気に兄と暮らしてきましたが、95歳を超えてから老いがひどくなりました。
46歳のときに夫を亡くし、まだ大学2年生だった私は進路も決まっておらず、ずいぶんと心配を掛けました。未亡人となって50年、人生の大半をよく孤軍奮闘してきたと思います。本当に感謝しています。

2020年の東京オリンピックが開催される年にちょうど100歳になります。
オフクロは二度目のオリンピック東京開催を喜んでいました。自分の年齢と重ね合わせて生きがいと感じたようです。
 そんなオフクロですが、5月に息苦しさを訴え市民病院に緊急入院しました。
心不全が原因でしたが、年齢的にもうだめかと覚悟していました。しかし、もともと生命力があったのでしょうか、むくみも消え小康状態になりました。
そして、市民病院からS老人病院に転院しました。長い実績のあるS病院は完全看護でスタッフもすごく親切、至れり尽くせりで申し分がありません。
主治医も心臓の専門医でオフクロの病状も良く診て頂いています。
 その医師が仰られた「この年齢まで生きてこられたのは選ばれた人なのです」というコメントがなぜか耳に残りました。だから、緊急入院しても何とか小康状態に戻ったのかと思います。
 
しかし、転院してからオフクロの精神状態が不安定になり、ボケの症状が進んでしまいました。
お見舞いに行くと、さびしがり屋のオフクロは喜んではくれるもののしかし、毎回と言っていいほど、必ず「誰が私をここに入れたのか?早く家に戻りたい・・。」「私はどこも悪くないから・・・」と言い張ります。本当に返答に窮してしまいます。
次に、気持ちが落ち着くと、昔よく聞かされた若き頃の戦前の同じエピソードを何度も飽くことなく話し、「ところで、〇〇さんはどうしている?」「おとうちゃんと暮らしていた家はどうなっている?」。
「生まれる前で分からない・・・」とか「もう取り壊してアパートになっている・・」と答えると、急に悲しそうな表情をします。
恐ろしいことですが、50年間という時系列的な観念が無くなり、昔住んでいた家の取壊しを自分で決めたことすら、すっかり忘れてしまっているようです。
認知症が進まないように孫たちも出来るだけお見舞いに出かけていますが、あいにく耳も遠く補聴器も嫌がります。コミュニケーションをとるのも難儀し、みんな精神的にへとへとになって帰ってきます。
 
オフクロの命をただ延命していくには、S病院は最適だと思います。
しかし、自分で歩けるのにもかかわらず安全優先で車椅子を使うような入院生活を続けるのはオフクロの精神状態を考えるとどうでしょうか。
入院ですっかり筋力が衰え歩行も困難になっています。その病院のM院長によれば、高齢者は転ぶと骨折などや誤嚥による肺炎などのリスクがあるようです。
つまり、厚労省の提唱する自宅での在宅介護は現実的に不可能です。
私や兄の家族もいわゆる高齢者で、「老々介護」となります。社会問題化しているように、共倒れになるリスクが高いと思います。

そこで私が考えたのは、S病院に併設されたG介護付き高齢者専用住宅にセカンドハウスとして入居し、もしも病状が悪化した場合は病院に入院させていただく。
G介護付き高齢者専用住宅は3月に完成したばかりで新築のすごくオシャレで温かな雰囲気の施設です。この施設は家族も一緒に寝泊まり可能で、食事も予約すれば家族の分も用意してくれます。
体調を崩す前から、私はオフクロが自宅での生活に難儀するようになったら、この施設にお世話になろうと思い、新築時の見学会にも連れて行っていました。

今、われわれは完全看護で入院生活を続け長生きを目指すか、生活の質を優先するかの選択を迫られています。私はクオリティー・オブ・ライフ、つまり生きている間の気持ちを豊かにすべきだと考えていますが、医師である兄は命を長らえる方が優先すべきだと考えているようです。

本人だけではなく、家族の考え方もそれぞれであり、難しい問題である思う今日この頃です。

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この国はアメリカの属国か?

投稿者 Bush吉田 2015年08月11日

 昨日の日経新聞に、30年前に起きた日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故の記事がとりあげられていました。この事故で犠牲となった方は520名にのぼり、単独の航空機墜落事故としては史上最悪だそうです。謹んで、犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。
 また、この記事で私は修理を行った米ボーイング社への事情聴取が全く行われていないという事実をはじめて知りました。事故原因が修理ミスであったことは明らかにもかかわらず、本当かよ・・・と思いました。
520名もの犠牲者が出ているのになぜ事情聴取行われなかったのだろうか? 
さらに、この疑問は東日本大震災の原発事故でも当てはまるのかもしれません。
福島第一原子力発電所の原子炉はマーク1で米GE製のものです。当初からこの旧型原子炉は地震に弱いのでは?と指摘もありましたが、日米間の政治的判断で導入に踏み切ったのです。
有数の地震国であるにもかかわらず、日本の政治家や官僚は日米関係を重視して時代遅れの旧型原子炉を購入したのです。日米関係を優先する余り、国民の命がおざなりにされる結果となってしまいました・・・。日本人として残念でなりません。
もし、これらの事故がアメリカで起きたらどうだったでしょうか?
日本製ジェット機が墜落してアメリカ人の犠牲者が出たとしたら、アメリカ政府は容赦なく事故原因の究明のため、日本政府に外交圧力を掛けてくるでしょう。
製造メーカーも関係省庁からの命令で、アメリカの事故調査委員会に全面的に協力をしなければならなかったはずです。
 最近、アメリカで起こったトヨタ自動車の暴走?(事実は濡れ衣)やエアーバックの不具合によるタカタへ対するアメリカ政府の姿勢を見ていると、アメリカ当局は原因究明と製造物責任追及に大変厳しい対応を迫ってきます。
 日航ジャンボ機の事故原因は明らかに米ボーイング社の修理ミスです。また米GEは地震国に対して防振対応が甘い時代遅れの旧型装置を売りつけました。日航ジャンボ機も原発事故も原因究明して、メーカーに対して製造物責任の刑事罰や損害賠償が問われるべきだったと思います。
しかし、時の日本政府は残念ながら、製造物責任について一言も触れていません。独立した国同士の関係ではありえないことです。
日本は、アメリカに何故このような遠慮があるのでしょうか? 政府が毅然とした態度で主張すべきことを云えないのが不思議でなりません。
 結局は、日本とアメリカは未だ対等な関係になっていないのではないか?
70年前の無条件降伏とGHQ占領で、日本政府はアメリカに対して独立不羈な精神をも失ったように見えます。
最近の日本政府は外交や安保そして情報までもアメリカ任せで、ただ追随しているだけのように感じます。世界はアメリカだけではありません。日本が世界で存在感と信頼を得るには、この国の独自性としっかりした理念を持つことです。
日本の将来や国益を見据えた、したたかで優秀な指導者の登場を望んでやみません。

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考えられない交通事故が多くなってきました

投稿者 Bush吉田 2015年08月03日

 最近、今までなかったような思いもかけないことが起きています。
連日のように報道されていますが、自動車の運転操作ミスや運転中の状況判断のミスによる交通事故が多発しています。このようなケースでは加害者が高齢者であることが多いと聞いています。これから高齢化社会になると、このようなとんでもない事故が発生するリスクが高まってくるでしょう。
先日も湘南台の駐車場で、ブレーキとアクセルを踏み違えて、二階の駐車場から鉄製の柵を突き破り車が宙ぶらりんにぶらさがった状態になった事故がありました。幸いなことに歩道に人もなく、運転手もケガをせずに済みましたが。
昨日のニュースでは、お店に自家用車が突っ込んで建物の壁を突き破って、店内を15メートルも暴走した報道がありました。高齢の女性がアクセルとブレーキを間違えて、事故を起こしたのだそうです。
そんな中、最近では、自動車メーカーが自動ブレーキ装置を売り物にしています。富士重工が販売しているアイサイトは安価で優れものです。高齢者が間違えてアクセルを踏んでも、前方に衝突の危険が迫ると自動的にブレーキが掛かり停車するそうです。こんな車を選んでいれば前記の事故にはならなかったでしょう。

また、桂文珍の漫談のネタにもなって有名になりましたが、高速道路の逆走は運転中の状況判断のミスが原因です。私はまだ、逆走車と遭遇したことがありませんが、高速運転中の逆走は正面衝突のリスクが大きく、命の危機に繋がり、考えただけでも背筋がぞっとなります。
かつて、横断歩道で信号が青になったので横断しようとしたところ、明らかに信号を無視したプリウスにはねられそうになりました。たまたま、横断前に周囲を見回していたので事なきを得ました。瞬間的に視覚で捉えたその車の運転手はお年寄りの男性だったことを鮮明に覚えています。

私の母親もかつては大の自動車愛好者で、全国各地を車に乗って走り回っていました。ある日、私の前を走行中に左側の後ろのドアが開けっ放しになっている車を発見しました。よく見るとその車は見覚えのある車で、何と母親のが運転する車だったのです。私はただただビックリしましたが、そんなことがあって、母親から車を取り上げました。当時85歳でした。その時の悲しそうな顔が今でも忘れられません。
車は扱い方によっては凶器にもなります。人に危害を与えては取り返しがつきません。

また昨日のことですが、片道二車線の道路を運転中に赤信号で停車していました。その時、横断歩道を歩行器のような手押し車を押して老婆がのろのろと渡っていました。道幅が広く、横断中に信号が変わって赤になってしまいました。信号待ちの先頭の停車中の車二台は、渡り終えるまで待っていましたが、驚いたことにオートバイが老婆の前を猛スピードで通り抜けていきました。危機一髪、幸いなことに事故にはなりませんでした。
オートバイの運転手は老婆の横断に気付いていたはずです。思いやりや優しさがないのでしょうか?悲しくなりました。
 
最近で、車が待っていることに気付いていながら、待たせて当然といった風にゆっくりだらだらと横断歩道を渡る若者が目立ちます。また、スマホを見ながら左右を確認しない歩行者も増加しています。
 他人への思いやりやマナーが欠けてきているのが気になります。
自分勝手な権利意識ばかり主張する人が多くなると、この国の将来は危ぶまれます。
 

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年金機構の情報流出を考える

投稿者 Bush吉田 2015年06月08日

 驚いたことに年金機構の個人情報125万件が流失したのだとか。
漏れた情報は、年金加入者の基礎年金番号、氏名、生年月日、住所など。
 これは絶対にあってはならない、情報流失です。その原因は何と、不注意に不正アクセスのウイルスメールを開いたためだそうです。なんとお粗末な失態でしょうか。年金機構の職員の意識の低さには愕然しました。
 このように意識の低い職員のミスが何故これほどまでの大量な個人情報の流失になるのか?これは情報セキュリティーの内部体制の不備と云えると考えられます。
例えば、外部からのメールを受けるPCと、加入者の個人情報が集積されたサーバーに繋がるPCが使い分けされていないのはなぜか?
 年金機構の組織自体が、情報セキュリティー対策の意識が著しく欠落していたのではないかと思われます。つまり、情報流失の原因は意識の低い一職員の問題ではなく、組織全体の責任なのです。
 今回の事件で国民への信頼は失墜してしまいました。また、過去にも消えたずさんな年金問題で政府が国民から信頼されなくなったこともありました。そのことが引き金?となって政権が自民党から民主党へ代わりました。
そしてマイナンバー導入を目前に控えた今、また、このようなことが起きました。

今年10月から、市区町村から世帯ごとに個人別マイナンバーが通知されます。そして平成28年度から、税、年金、健康保険などに利用されることになっています。今回の不祥事を起こした年金機構もマイナンバーを利用することになりますが、こんな状態で果たしてマイナンバー制度を導入して大丈夫なのでしょうか?もし情報が流失したら、今回よりはるかに深刻な事態になるでしょう。
マイナンバーは年金記録だけでなく、所得や家族状況、さらに平成30年以後は銀行口座や証券取引口座、生命保険契約、自動車所有者もマイナンバーで管理されることになります。そしていずれは医療情報までも一元化される予定です。いずれにしても、マイナンバーを利用する税務署、年金機構、ハローワーク、健康保険組合は今回のような情報流失は絶対あってはなりません。
 
 私見ですが、マインナンバーを利用する年金機構などの情報セキュリティーが万全になるまでマイナンバー制度の導入利用を遅らせるべきだと思います。それには時間をかけて 1.人的教育を徹底して意識を高めること 2.組織的な安全管理体制の構築  3.オフィスなど設備安全管理の設置  4.IT化社会に合ったPCやソフトなどの技術的な安全管理の全面見直しを行うべきでしょう。

 いずれにしてもマイナンバー制度において、これを取り扱う企業や会計事務所で情報漏えいがあった際には、厳しい罰則が科せられます。これに対してマイナンバーを行政の効率化?のために利用する官公庁にはどのような罰則が科せられるのかわかりません。
今後の展開を見守っていきたいものです。
もしも責任の所在をうやむやにしたり、何の罰則が科せられないとするならば、マイナンバーは民に厳しく、官に甘いとんでもない制度になるでしょう。
これではマイナンバー制度に到底、納得などできそうにありません。
マイナンバー制度導入は時期尚早です。年金機構の情報流失の事件はその警鐘を鳴らしているのです。

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この連休中の過ごし方・・・

投稿者 Bush吉田 2015年05月14日

 この連休中、大好きなゴルフとドライブを楽しみました。

昭和の日4月29日、まずは伊豆の天城高原でプレー、たまたま同伴競技者となった75歳の方はえらくパワフルで飛ばし屋でした。こちらも負けずと思わず力が入りショットが曲がりに曲がって大たたきするはめになってしまいました。それにしても最近、飛距離が落ちてきたなぁ、とあらためて痛感しました。
ゴルフ発祥の地スコットランドでは、「飛距離自慢の幼稚園、スコアにこだわる小学生、景色が見えて中学生、マナーに厳しい高校生、歴史が分かって大学生、友も群れ集う卒業式」というゴルフ好きの戯れ歌があるそうです(夏坂健氏著)。ゴルファーとしての理想的な生き様が込められています。その一説を思い出し、ゴルファーとしてまだまだ未熟な自分を思い知りました。
途中から気持ちを入れ替え、標高1,100mのゴルフコースと、素晴らしい国立公園の景色を楽しむことにしました。ちょうど天城桜のシーズンとあって、遠笠山、万二郎岳、万三郎岳の山麓周辺は正に花盛りでした。この地は高原とあって、気温も15℃程度のためかプレーヤーがまだ少なく、スルーで回してくれました。今までは夏に来ることが多く、日本百名山のひとつである天城山の春の景色を観たのは今回が初めてで、本当に感激しました。カメラを持っていかなかったことが悔やまれました。

帰路は伊豆スカイラインを愛車で飛ばして帰宅するはずでしたが、折からのゴールデンウイーク中の交通安全でしょうか?多くのパトカーが伊豆スカイラインを制限速度(40キロ?50キロ)でお手本走行?しているではありませんか。ちんたら、ちんたらと沢山の車やオートバイが数珠つなぎで、何とも退屈で睡魔に襲われ、何度も途中の駐車場で休憩。危険なツーリングを楽しむバイク軍団も姿を消していました。伊豆スカイライン名物のツーリング族がいない分、安全なドライブでした。お巡りさんありがとう。

この日の反省から連休後半は車での外出を控えることにしました。私は横浜市西区に住んでいます。このエリア、休日はいたるところでイベントが開催され、人や車で混雑します。そこで数年前に自転車を手に入れました。
最近では、自宅マンションの近くには車道と歩道の間に自転車専用通路が設けられ始めました。ただ、街が古い関内、山下、元町地区ではまだ設置されていません。横浜と言えば、中区と西区のこと。横浜を象徴的する街並みに自転車専用エリアを設けてもらいたいものです。当然、公園には自転車の乗り入れは禁止されていますが、公園の駐輪場は狭く整備されていません。  
警官によるコストの掛るパトロールも大事ですが、もっとエコに優れた自転車を気軽に楽しめるインフラにお金を掛けてもらいたいものです。

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このままで良いのか働く若者の閉塞感

投稿者 Bush吉田 2014年12月17日

 今年も、年末賞与の支給時期が来ました。
昨年並み以上の賞与支給総額は心掛けていたのですが、驚いたことに職員各人の手取り賞与受取り額が昨年よりも減少していました。これは社会保険料の引上げによる自己負担額(社会保険料総額の約半分)が増加したためでした。
 確かに、日本は世界に例がないほど急速な高齢化が進んでいます。したがって、現状の社会保障の仕組みのままでは若者を中心とした勤労者の負担は増え続けていきます。また国の財政も苦しく、社会保障費負担を財政(税収)で賄いきれない状況になっています。国の借金も1000兆円を超え、目が眩むほどの巨額な負債を抱えています。そして毎年のプライマリーバランス(基礎的収支)はマイナスで、借金が増加し続けています。
 
 会社に例えれば、歳出であるコストが税収である売上を大幅に上回り、赤字を垂れ流しています。この赤字分は国民(日銀や金融機関等)から借り入れて何とかやりくりしています。こんな状態はいつまでも続きません。国として、大リストラである再建策を講じなければならないはずです。
民間では再建を担った経営者は、まずコストダウンに取り組むでしょう。
苦しく厳しい再建策として、まず経営者自らの報酬の見直しや、役員定員の削減を行うはずです。国においては国会議員や高級官僚が経営者に該当します。次に赤字部門の撤退や不要な資産の売却、一般社員の給与削減や人員削減を行うでしょう。つまり社会の役に立っていない、官の事業(公社・独立行政法人など)の廃止や公務員の給与の削減、公務員数の削減ということになります。今回の衆議院選挙では定員が5名だけ減りましたが、小手先の対応としか思えません。
 
その上、日本の財政は国民に痛みを伴うお願いをしなければならないほど追い込まれています。
「消費税増税」もそうですが、「社会保障費の削減」をしなければ赤字からの脱出は不可能でしょう。例えば、受益負担の原則にしたがい、「医療費についても優遇されていた高齢者に応分の負担」を求める。現在は給与所得者のみ年金支給額が減額されているが、高齢者で「全ての所得が一定以上あれば年金支給をゼロ」にする。「年金支給開始年齢の引上げ」など検討すべきコスト削減策は多いと思われます。現在65歳以上の高齢者の割合は25%、勤労者3人で高齢者1人を養う人口構成になっています。これから先の日本は少子高齢化が進み、2040年には40%が高齢者(うち75歳以上の後期高齢者割合25%)、どう考えても現行の社会保障の仕組みは限界、消費税増税だけでは賄いきれないはずです。ちなみに消費税の1%増税で2兆5千億円の税収が上がりますが、10%にしても焼け石に水でしょう。そのことは毎年、社会保障費が一兆円ずつ増加している事実を見ても明らかです。
 
いずれにしても、国のリーダーである国会議員や高級官僚が財政の実態を説明し、自から血を流さなければ国民は納得しないと思います。消費税増税や社会保障費の自己負担増、また年金等の削減等は、リーダーの本物の覚悟が問われています。ポピュリズム(大衆迎合主義)で当選を勝ち取るための人気取りのバラマキは愛国心の無い国賊に等しい政治屋なのです。

確かにアベノミクスが上手くいき、株高やインフレで名目GDPが増加して、税収も増加しています。しかし今の財政赤字は埋まらないでしょう。ちなみに名目GDPが5%アップしても税収は10兆円増えるだけで、今の財政収支の赤字35兆円にはまったく不足なのです。ちなみに、先進国で経済成長率が年5%になった例はありません。例えば、アメリカはシェールガスや次世代ICTファクターで先んじて経済が好調です。また人口も増加していますが名目年経済成長率は3.8%だそうです。
 
心配なのは、勤労者の若者が現状の世代間の格差や不公平感、さらには国への不信感を持っています。将来もらえるかどうか分からない社会保険などの負担が年々増加し、手取り額が減って生活に喘ぐ若者が多く居ます。こんな状態が続くと国を担う若者はやる気を喪失して、この国は滅んでしまうかもしれません。
私も還暦を過ぎましたが、敢えて云わせてもらえば「高齢者も大事ですが、若者に将来の希望を」与える政策を打ち出してほしい。
 
この選挙で当選されたリーダーの方々、勇気をもって真実を国民に訴え、身を切る覚悟で現状の仕組みを見直して欲しいものです。

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イスラム社会ってどんなんだろう?

投稿者 Bush吉田 2014年11月11日

 今週12日から3泊5日の日程でマレーシア視察旅行に出かけます。
この旅行は後継者塾に参加された若手経営者の発言がきっかけでした。実は2年前にも同じようなメンバーでタイ視察旅行をした経緯があります。
マレーシアはイスラム圏の国、同じASEANのタイとはかなり異なった社会ではないかと思います。「百聞は一見に如かず」で、現地に出向いてその国の景色・臭い・雰囲気を実際に肌で感じる。これこそが発展著しいイスラム圏マレーシアを知ることになると思います。
 
主な行程は、一日目はクアラルンプールに夕方到着するので、実質的には翌日から行動となります。日系M銀行(現地法人)の方にマレーシア情報を歴史・経済・法律・税制などについてレクチャーをしてもらいます。午後は日系大手家具メーカーの組み立て工場を視察。
三日目は、最近現地に進出した日系ソフトウエア企業の経営者にお目にかかります。この会社は慢性的な人材不足にため日本に見切りをつけ、最近現地に進出しましたが、その苦労話を聞けると思います。午後は大手デベロッパーの建設売出し中の高層マンションのモデルルームの視察です。経済発展著しいマレーシアは不動産バブルになっているそうですが、分譲価格や住宅品質に興味があります。夕方からはマレーシア人の生活水準を感じるためセントラルマーケットの見学の予定です。
 四日目はこの国の歴史を知るため世界遺産のマラッカ遺跡観光を計画しています。マレーシアは戦前までイギリスの植民地だったのですが、大航海時代にポルトガル、オランダが占領、最後は覇者となった大英帝国(日の沈まぬ国)の軍門に下っています。マラッカ(マラッカ海峡)は交通の要衝で制海権の要です。
 さて今、日本でも巨大なイスラム圏(16億人)市場にビジネス展開を図りたい企業があります。イスラム教独特の価値観や風習を理解して、戒律の厳しいイスラム系の人々にも受け入れてもらえるハラル食材・サービスの開発に熱心に取り組んでいます。「ハラル」とはイスラム教の教えで豚とアルコールが禁じられているため、食材や化粧品などの原料にこれらが含まれていないことが公的に認証されたものです。サービスについてもイスラム教徒ムスリムが一日5回、メッカに向って拝礼する場所(絨毯やコンパス)を整えるおもてなしが必要です。欧米を中心にイスラム圏社会に対してジハード(異教徒への聖戦)やイスラム国の台頭でごく一部の過激なテロリストの良くないイメージがあります。しかし、ほとんどのイスラム圏の人々は穏便でやさしいと聞いています。
日本人にも好意的で、日本は信頼のおける国との印象が強いようです。イスラム教の考え方を受け入れ、ムスリムの習慣にも好意的に接していけば大きなビジネスチャンスになるはずです。
帰国後また、実際に現地に出かけた印象をブログに書くつもりです。

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高齢者のある不安

投稿者 Bush吉田 2014年10月21日

 来年からの相続税増税を控えて、相続税シミュレーションの依頼が多くなっています。資産家のほとんどが高齢で、意識の高い方は相続税額のことが気になるようです。驚いたことに本人の自発的な依頼なのです。
 先日もある方が相談に来られましたが、過去に一回も専門家に相談したことが無かったようでした。そのためか、相続税シミュレーション後の相続税額の多さにびっくりされた様子でした。

 私どもの事務所のアドバイスとしては、1.相続争いが起きないよう、相続人間でバランスのよい分配を心掛ける。2.相続税の納付は原則として現金によるものとされているため、いざという時の納税の準備をしておく。3.リスクの伴わない、確実な節税を心掛ける。と申し上げることにしています。
もう少し具体的に話をしますと、まず1.については、相続人同士の相続争いが予想される場合、遺言書の作成をお奨めしています。
例えば、父が亡くなった後、次に母が亡くなる場合(第二次相続)で兄弟間の仲が悪い、家族関係が複雑、相続人に子が無く相続人が配偶者と兄弟(父母はすでに死亡)のみ、法定相続人以外に財産を遺したいとき、などがこれに該当します。

次に2.については、相続財産がのほとんどが換金性のない同族会社の非上場株式や不動産などに偏っている場合は、納税に苦労することになります。それぞれのケースに応じていざという時に、納税資金の捻出策をあらかじめアドバイスしています。

そして3.については、最も簡単で確実な相続対策は「法定相続人でない孫への生前贈与」や「生命保険金の非課税枠」を有効に活用することです。
現金贈与は後々税務当局ともめないようにすることが大事です。贈与の都度「贈与契約書」を作成し、現金の贈与は預金口座を通して振り込みます。さらに確実にするため、例えば暦年贈与の基礎控除110万円を少しだけ超えた111万円とし、贈与税1千円を納付しておくことも贈与の事実の証拠となるのです。

株式の贈与に当たっては株式評価額が低い時がチャンスです。
上場株式では、10月20日に贈与した場合、A贈与当日の10月20日終値、B贈与月の10月終値の平均値、C贈与月の9月終値の平均値、D贈与月の8月終値の平均値、のABCDいずれか最も低い価額を評価額とすることができます。もちろん株式贈与には名義書換の手続きが必要となります。
また、私どもの事務所ではクライアントの同族会社非上場株式は定期的に株価評価をしています。したがってクライアントの株価動向は把握できます。
 
次に生命保険の非課税枠ですが、法定相続人一人あたり500万円までは非課税財産になります。相続人が3人の場合、1500万円までが非課税になります。
今までお付き合いのなかった先では、意外と生命保険の非課税枠が活用されていないケース多くあります。高齢になると定期生命保険は期限切れになり、生命保険が無くなってしまっている方が多いのです。預金等から一時払いの終身保険に換えるだけで、節税になります。ただし、この生命保険は90歳までしか加入できません。

生前贈与や終身保険の加入は資金的に余裕がなければできません。
もちろん、節税対策において無理は禁物です。大切な老後資金は必要額を手元置いて、いつでも使えるようにしておかなければなりません。

 

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増税前に、まず政治家のリストラを・・・

投稿者 Bush吉田 2014年05月13日

 今年4月から消費税が5%から8%に増税され、さらに来年平成27年10月には8%から10%に増税が予定されています。
 4月の増税後、クライアントの月次損益計算書を見てみるとやはり前年4月に比べ売上が減少しています。これは増税前3月の駆け込み需要の反動によるものです。今後の売上予想について、経営者に聞くと増税前の駆け込み需要が想定していた以上に多く、しばらくはその反動で売上は低迷したままではないかとの答えが返ってきます。中小企業にとって消費税増税は思っていた以上に業績に大きな影響を与えています。
さらに来年10月、8%から10%に増税がされた時には経営にかなり大きなダメージを与えるように思います。日経新聞のほとんどの上場会社の決算発表は、平成26年3月期は前期を大幅に上回る増収増益の決算です。しかし来期平成27年3月期の予想では減収減益が予想されています。
 早くも株式相場にその兆候が表れ、日本の株式相場は欧米と異なってさえない動きをしています。株式相場は経済の先行きを示す指標。ちなみに日経平均株価をみると、今年の高値16,121.45円(1月8日)以降じりじりと下がって、5月9日現在14,199.59円。消費税増税による影響や、アベノミクスの成長戦略に失望した売りとも云われています。

 私は過去にブログでも述べてきましたが、消費税改正について政府はまずやるべきことをやってからでないと増税すべきではありません。
 それは国民に広く負担を求める前に、まず国のリーダーたちが身を切るような自己改革を実行しなければ説得力がないからです。
 具体的には、衆議院参議院の国会議員定数の削減をきっちり行うことです。
国会議員定数は衆議院が480名、参議院が242名です。失礼な言い方かもしれませんが、軽薄なタレントなど常識や知見を全く備えていないとんでもない議員もいます。また政党を風見鶏のよう渡り歩くばかりで何のポリシーも持たない、ただ当選だけを目指す職業議員もいます。また親の地盤を引き継いでいる二世議員も多く、政治が家業のようになっています。いわゆる政治で飯を食う人たちです。
 日本の国会議員は人口当たりの人数が米国の3倍もいて多過ぎます。
一時、定数削減50名が民主党や自民党のマニュフェストに謳われましたが、結果は5名削減と議員歳費を2割削減することで、中途半端に折り合ってしまいました。ちなみに国は国会議員一人に2億円の支出を負担しています。
 政治家が国民の信頼を得るには、定数を半数に削減するぐらいの身を切るリストラを行わなければなりません。そうでもしなければ増税にも全く説得力がありません。本当に国や国民を思い、資質があり、わが身を捨てられる真の政治家が出てこなければこの国は衰退していくように思います。
追記:2013年以降は、小選挙区の格差是正で5減され、480名→475名になる予定(・・)です。

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奈良薬師寺で開催された「寺島経営塾」に行ってきました

投稿者 Bush吉田 2014年03月10日

 先週、私が通っている寺島実郎経営塾が古都奈良で開催された。
薬師寺に寺島塾長と東京塾、広島塾の塾生80名が集合しました。
そもそも、薬師寺は7世紀白鳳時代に持統天皇(天武天皇のお妃)が身と心を病から救ってくださる国宝「薬師如来」(医王如来)を中心に建立されたそうです。しかし長い歳月の間に、幾多の戦乱や災害を受けてほとんどの伽藍が灰燼に帰していました。昭和42年から平成15年にわたり、有名な故高田好胤管主の尽力で全てが復興され蘇ったそうです。
檀家を持たない薬師寺の再建という長年の大悲願は、国家の庇護なしに一般大衆からのお写経勧進(2,000円+寄附金?)によって集められた資金で賄われたそうです。大変な努力の結果、なし得た復興です。寺でありながら現在に生きる民間企業と同じように素晴らしい経営感覚を持ち合わせていると思います。
 そんな事実を、寺島塾長や薬師寺執事の話ではじめて知りました。

 われわれ業界が一年で最も忙しい確定申告時期に、はるばる薬師寺までやって来てこんな感動的な話を聞くことができ、無理して来た甲斐がありました。
手入れの行き届いた敷地の広大さに圧倒され、その構内に一歩踏み入れた瞬間から心が和むような雰囲気に包まれていました。1,300年以上も前にこのような伽藍や空間があったかと思うと、日本人の技術や英知の素晴らしさに誇りさえ感じました。
勉強会では山田管主が宗教的な話ではなく、人間が生きるとはということに焦点を当てた話をされておられました。心に残ったのは「今日の機械文明は神や仏が造ったものではない。全て人間が開発したものである。」「ところがその張本人である人間とは何者かということの探求が十二分にされていない。」と語っておられました。思うに、企業経営も究極的には人間そのものをテーマにしています。
この厳しい競争社会にあって、私もそうですが経営者たちはノルマや実績を重視するあまり、何のための仕事か、突き詰めればこの世になんのために生まれてきたのかという根本を忘れてしまっているのではないか・・・?
まさに生きるための大切な気付きを得たひと時でした。

確定申告時期が一段落したら、自分用に購入してきたお写経を心静かにやるつもりです。
あの西遊記に登場する玄奘三蔵の有名な「般若心経」、つまり「かたよらない心」「こだわらない心」「とらわれない心」つまり「ひろく、ひろく、もっとひろい空の心」人間の生きるエッセンスをまとめたノウハウです。
 もっと、もっと「大きな器」の人間になりたい。(願)

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